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【レンズの検品】Nikon Ai & Ai-s レンズの検品項目は外観・レンズ面・動作の3つ

ゆうく(@yuukucamera)と申します。海外のECサイト「eBay」などで中古カメラの販売をしている写真機商です。

初心者のあなたにも取り扱いやすいオススメのマニュアルフォーカスレンズをご紹介します。

チェック項目は、以前マニュアルフォーカスレンズの基本で書いた通りですが、一つずつ確認しながら進めていきましょう。

手元にレンズがある人は、読みながら、実際に検品してみてくださいね。

レンズの中でも基本となるマニュアルフォーカスレンズ。手で動かさないとピント合わせなどが出来ない、とってもアナログなレンズのことです。

*英語表記:マニュアルフォーカス=Manual focus*

マニュアルフォーカスレンズでも、単焦点と呼ばれるものとズームと呼ばれるものがあり、今回は単焦点のものを選びます。

単焦点というのは50mmや100mmという形式で、距離の単位が書かれている部分から判断できます。70mm~200mmのように〇〇~〇〇というのはズームです。

*英語表記:単焦点=Prime ズーム=Zoom*

カメラ関係の商品を仕入れるとなったら、必ず手にするであろうNikonを例に見ていきましょう♪

今回の検品は Nikon Ai Micro Nikkor 105mm F4 & F2.8 です。

F4 やF2.8という表記なので単焦点ですね。マニュアルフォーカスの単焦点レンズということです。

ゆうく

それでは一つずつ見ていきましょう!!

検品項目① 外観について

外観の検品(状態確認)は下記の4点でしたね。

凹み / キズ / スレ / 汚れ

今回の 105mm F4 レンズは外観は綺麗でしたので、代わりに105mm F2.8 レンズで見ていきます。

画像6

スレキズがあるのがわかりますか?見えにくかったら画像を大きくして見てくださいね。

白の数字「2」とオレンジの数字「1.7」の間に薄めのキズが見えます。また、黄色の数字「7」の辺りにもキズが見えます。

実際には見えにくいようなキズでも、明るい光(写真を撮る時のフラッシュなど)によって浮き出たように目に見えてくるものもあります。

*英語表記:スレキズ=Scratches*

外観の汚れとは?

今度は 105mm F4 レンズを見ていきましょう。まずこちらが仕入れたばかりの状態です。

キズなどは少ない方でしたので、サラッと見ればそれなりに綺麗ですよね。

画像2

でも、マウント部分をよくよくご覧ください。(マウントというのは〇の部分です)

*英語表記:マウント=Mount*

こちらが拡大した写真です。

画像3

黒い汚れがついているの見えますか?(茶色っぽくなっているのは変色で汚れではありません)

マウントというのはカメラの本体につける部分のことです。カメラにはモルトと呼ばれるスポンジのような部分があります。黒いのはモルトの汚れなどが原因かな・・・と思います。

*英語表記:モルト=Light seal*

ちなみにここまで汚れがあるものばかりではないです。もっと綺麗な状態のものもありますのでご安心くださいね。

外観の汚れを見る時には清掃をしましょう!

まずは「ブロワー」の出番ですよ。空気の力でゴミを飛ばします。こびりついていないチリならブロワーをするだけでも大分違います。

次は「竹ピンセット+キムワイプ」に「エタノール」を少量染み込ませて、汚れが取れるように拭いてくださいね。

エタノールは少しで良いですよ。元の容器からつけようとするとドバっと出すぎますので、ハンドラップなどを使うとやりやすいです。

画像5
≪清掃前≫
画像6
≪清掃後≫

変色の部分は変わりませんが、黒く汚れていた部分は大分取れました。

レンズの清掃については、こちらでも書いていますので、よかったら参考にしてくださいね。

カメラレンズの清掃

検品項目② レンズ面について

レンズ面の検品(状態確認)の内容は覚えていますか?下記の5点です。

くもり(バルサム切れ)
キズ / スレ / カビ / チリ

想像がつかないというのが最初の印象でしょうか。私も最初はどんな状態なのか、想像もつきませんでしたので・・・一緒に見ていきましょう。

検品前には清掃をしましょう!

レンズも仕入れた時の状態ですと、このようになっていることがあります。

画像1

チリが表面に多くついているのが見えますか?こちらも外観と同じような工程で清掃していきます。

画像2

ブロワーをやっただけの清掃後。これだけでも大分違うということがわかりますよね。

更に拭き取り清掃もして仕上げましょう。清掃が終わってから、状態を確認していきます。

レンズのキズスレとは?

キズとスレの違いは、想像できる方もいるかもしれません。ひっかき傷のようなものを想像してもらえれば良いです。

スレは擦れて出来たキズのことですので、キズとスレは似ています。

画像5

表現が難しいところですね・・・キズの方が深い、確認しやすいものというイメージ。

相当たくさんのスレキズがあり、透き通って見えないほどでない限りは、写真に影響が出ることはありません。

商品説明に記載しつつ、写真でしっかり見せると良いですよね。

*英語表記:キズ=Scratches スレ=Scrapes*

レンズのくもりカビとは?

くもり(バルサム切れ)に関しては、積極的に仕入れているわけではないので、現在手元に説明に使えそうなものがありません。ということで、後日また書きます。

ただ、バルサム切れではなく、カビによるくもりということも考えられます。

曇りガラスのようにくもっている状態なら、くもりだと想像していただければわかりやすいかもしれません。

こちらはあるレンズのマウントから見た画像ですが、白い細かい糸状のものが見えるかと思います。これがレンズのカビです。

画像4

1mmくらいの点の大きさで付着しているような点カビと呼ばれるものもあります。

*英語表記:くもり=Fog カビ=Mold*

レンズのチリとは?

チリに関しては、新品でも多少のチリはあるそうです。空気中にあるものですので、仕方ないという感じですね。

チリがものすごくたくさんある場合には写りに影響が出る可能性もありますが、多くの場合は写りには影響はありません。

たくさんのチリによってくもっているように見える時には、チリがあるという表現よりも、くもりありと考えています。

チリがそこまでたくさん入ってしまう可能性は低く、どちらかと言えば細かいカビである可能性もありますね。

*英語表記:チリ=Dust*

コーティングについて

よくよく確認してライトで照らして見ても見えないことが多いのですが、コーティングが剥がれていたり、まだらになったような状態のものもあります。

確信ではないですが、経験上、Ai・Ai-s共に、28mm F2のレンズには気になるものが多くありました・・・

ほとんど無いので日々の検品では気になりませんが、検品の流れの中で見れるように頭に入れておきましょう。

画像6

レンズ面の検品まとめ

まず、検品項目としては下記のとおり。慣れるまでは判断が難しいものです。

くもり(バルサム切れ)
キズ / スレ / カビ / チリ

チリ以外の状態は、積極的に仕入れていませんが、LEDのペンライトを使うとよく見えます。

項目として挙げればチェック項目が多く感じますが、光をあてて覗いてみるだけなので時間がかかることではないます。

どちらかと言えば、判断ができるようにする、たくさんのレンズを見て慣れることが大切かと思います。

商品の写真には写らないことも多く、ということはオンラインで仕入れようと思えば、目利き力をつけなければいけないところですね。

検品項目③ 動作について

今回はマニュアルフォーカスレンズですので、カメラが手元になくても動作確認ができます。

ここでの動作確認はレンズを変えて見ていきます。

今回の検品は Nikon Ai-s Nikkor 50mm F1.4 です。

これまでの対象レンズと同じく、F1.4と決まった値なので、単焦点レンズということになりますね。

通常マニュアルフォーカスレンズで確認したいのは下記の3点ですが、今回のレンズは単焦点ですので、フォーカスリングと絞りリングの確認をします。

フォーカス(ピント)リング / 絞りリング / ズームリング

フォーカス(ピント)リングとは?

物事を進める時にその目的に集中することをフォーカスすると言ったりしますよね。

レンズも同じで、対象物にフォーカスをします。ピント合わせという言い方も聞いたことがあるかもしれません。

下記画像はピントが合っていない状態。

画像4

そして、こちらがピントが合っている状態。

画像4

レンズのどこで操作するのかな?というのが、今回のチェック箇所となるフォーカス(ピント)リングです。

*英語表記:フォーカス=Focus ring / Focusing ring*

フォーカスリングの場所は文字を載せている部分です。青い丸 ∞ のところにご注目ください。

画像3

∞ の下にある黒い点を固定した(目印にした)状態でフォーカスリングを動く方向(この画では左)に動かします。

画像4

最終的には一番右側にある数字のところまでフォーカスリングが動くようになっています。

さぁ、動けば良いのか?というのが問われるところ。

軽過ぎも重過ぎもせず、ねっとりとした感じ。日本ではトルク感なんて言ったりもします。

少々軽い場合には使えないことはないですが、軽過ぎて停止しないような場合には注意です。多少の重いものはあまり問題ないですが、重過ぎて動かないようなものもあります。それでは使い物にならないかもしれません。

どの程度というところを記載するのは難しいですが、出来る限り商品説明に記載しておきましょう。

絞りリングとは?

まずはレンズを見てみましょう。絞りリングの場所は文字を載せている部分。

画像5

動く範囲は青い丸16~1.4のところまで、フォーカスリングと同様、黒い点を目印に動きます。

各数字の位置でカチッカチッと止まる感覚と、絞りの数字が変わるにつれて中にある絞り自体も、閉じたり開いたりすることを確認します。

*英語表記:絞りリング=Aperture ring*

eBayのバイヤーさんからはこの絞りの状態をClick properly?(しっかりカチッカチッと動く?)と聞かれたりすることもあります。

クリックという響きのように軽快にカチッカチッと動き、それに伴い絞り自体も正しく動いているか、硬かったり動きにくくないかを確認しましょう。

画像10

絞りが一番開いている状態(数字は1.4のところ)ではこのように全く見えない状態になります。

画像9

また、マウント側にある絞りの連動レバーも動くかどうかチェックしておきましょう。

画像6

軽く動く方向(この画像では上方向)に動かします。レバーを動かすとカチッカチッではなく、スーッと動く様子が見られるはずです。粘り気がある場合には正常じゃない可能性がありますので注意が必要です。

絞り1.4の状態では、明るくふわっと写ります。

画像8

絞り2.8の状態にすると、暗く鮮明に写ります。

画像9

動画で動作確認をチェックしてみよう!

YouTubeでは検品動画を中心に商品ごとの動作確認方法をアップしています。ご自身が手に入れたレンズやカメラを手元に用意しながら見て頂ければと思います。

今後も種類を増やしていきますので、気になる方はチャンネル登録もお願いします♪

今回のレンズの動画はこちらです!

動作の検品まとめ

検品項目としては下記3点ですが、単焦点はフォーカスと絞りだけです。

フォーカス(ピント)リング / 絞りリング / ズームリング

どこが可動域なのか、どう動くのか、実際のレンズを手にして動かしてみましょう。

たくさんのレンズを見ていくと、フォーカスリングが固いものが多いモデルなども徐々にわかっていきます。

動作も写真には写らない部分ですので、商品説明をしっかりと読んで仕入れる必要があり、同時にeBay出品する時にはしっかり記載したいですね。

なかなか仕入れが出来ない方へ

どんな物が良いのか、どんな検品をすれば良いのか、準備としてはわかったと思います。頭では・・・

それでも実物を見たことがないのであれば不安な気持ちもありますよね・・・いざ仕入れてみようと思うと、判断が難しいものです。

「仕入れはトレーニング」と思っています。最初から上手くいかなくても、トレーニングを続ければ出来るようになる。

自分のスキルになっていきますので、たくさんトレーニング=仕入れしたもの勝ちです♪

チェック項目3つの中でも、特にレンズの状態は、いくつか実際に見てみないとわからないので実際に中古レンズを手に入れて検品してみましょう。

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